現役小売販売員が教えるトイレットペーパーが品薄な理由
元回転寿司店長のもとてんです。
現在は小売り関連の仕事をしていたりします。
さて、世の中、新型コロナウイルスで騒がれていますね。
一番、身近な問題とすれば、生活用品が品薄なことではないでしょうか?
特にトイレットペーパーやティッシュはなかなか近場では品薄なことが多く入手できないと悩んでいる人も多いように感じます。
しかし、テレビやメディアで言われているように製紙会社では在庫はしっかりあったりします。
元々はトイレットペーパーやティッシュがなくなるというデマから始まったこの騒動。
さすがに転売するために買っている人はもういないと思いますが、
買い溜めておこうとしている国民は非常に多いように感じます。
生活用品がなくなるというのは不安が募りますからね。
ついついたくさん抱えてしまいたいものでしょう。
さて、これだけ国には在庫があるのにドラッグストアやスーパーでは品薄が続いています。
その理由を現場からお教えします。
簡潔に言うと、ドライバー不足が大きな要因となります。
つまり、物流に問題が生じるということです。
ティッシュやトイレットペーパーというのはかなり大きなものとなります。
他の一般食品などと比べればその違いは明らかですよね。
台車1台で運べる量も限られます。
トラックは数店舗を回るように出来ており、ティッシュなどを増やすのであれば、
台車の数が大きく変わってくるのです。
そうすると、トラックには積めなくなります。
もう1台トラックを用意しないといけなくなります。
チェーン店であれば、関東に何10店舗もあることでしょう。
トラックの数は限られていますし、
ドライバーの労働時間も考慮されます。
そうなってくると、急な大量の納品というものに耐えれれないということです。
結局は製紙会社や物流倉庫にあったとしても、店舗まで運ばれる量はそこまで増えないということになります。
多くのチェーンスーパーなどでは発注に制限がかかります。
これだけ、販売して売れるのだから、現場は発注数量を増やして売り上げを取ろうとしますよね。
店舗であれば、必ずそう思います。
今の状況であれば2倍は余裕で捌けるようにも感じます。
しかし、チェーン店であれば、1店舗が2倍の発注量をしたらどうなるかおわかりでしょう。
100店舗あれば・・・
前述したように大きなものだけに、単純に台車が2倍に増えるわけですから、
自然とトラックの台数を増やさないと対応しきれません。
トラックがあったとしてもドライバーの人数は増やせないわけです。
結局のところ、発注量はドライバーが回れる量に留めることになります。
そうなると通常の1.2倍などにしかできないということです。
結局のところは需要と供給が現在のところはまったく釣り合っていない状態となります。
そりゃそうですよね、国内にたくさんあるとはいえ、
ただでさえ、花粉症のシーズンですので消費は増えるところです。
そこにデマにより買い溜めや転売ヤーがこぞって買ってしまったため、
完全に需要と供給のバランスが崩れてしまいましたね。
納品数は1.2倍程度までしか増やせないのに関わらず、
通常よりも、多くの人たちがいつもより在庫を持とうとしています。
また、商品によってはネット販売で賄えるのですが、
トイレットペーパーやティッシュというものは大きな割に単価が低いものなので、
ネットで格安で販売しにくいものだったりします。
物流コストの方が比較的高くつく商品ですからね。
このあたりが他の生活用品と大きく違う点でもあるでしょう。
現在は学校までも休校で外出も自粛傾向になっています。
そのため、余計に買い溜めする家族が増えています。
もちろん、製紙工場はフル生産で回して、在庫も大きく持ってはいますが、
店頭に在庫が余裕になるほど並ぶにはもう少し時間がかかりそうですね。
結局、棚に並んでいないと不安になってあちこち探して手に入れている人もいるでしょう。
花粉症などで本当にティッシュを必要としている人もたくさんいます。
国民みんなが必要以上に買い溜めしないことが必要となりますね。
また、この騒動が終わり落ち着いてからで良いが、
なるべくストックはそこそこ持っていても良いかもしれませんね。
こうした時に慌てなくてすみますからね。
今回の件はいろんな意味でいい勉強になったようにも感じます。
それではみなさん、あまり慌てず買い溜めしないようにしましょう。
現在は小売り関連の仕事をしていたりします。
さて、世の中、新型コロナウイルスで騒がれていますね。
一番、身近な問題とすれば、生活用品が品薄なことではないでしょうか?
特にトイレットペーパーやティッシュはなかなか近場では品薄なことが多く入手できないと悩んでいる人も多いように感じます。
しかし、テレビやメディアで言われているように製紙会社では在庫はしっかりあったりします。
元々はトイレットペーパーやティッシュがなくなるというデマから始まったこの騒動。
さすがに転売するために買っている人はもういないと思いますが、
買い溜めておこうとしている国民は非常に多いように感じます。
生活用品がなくなるというのは不安が募りますからね。
ついついたくさん抱えてしまいたいものでしょう。
さて、これだけ国には在庫があるのにドラッグストアやスーパーでは品薄が続いています。
その理由を現場からお教えします。

ドライバー不足
簡潔に言うと、ドライバー不足が大きな要因となります。
つまり、物流に問題が生じるということです。
ティッシュやトイレットペーパーというのはかなり大きなものとなります。
他の一般食品などと比べればその違いは明らかですよね。
台車1台で運べる量も限られます。
トラックは数店舗を回るように出来ており、ティッシュなどを増やすのであれば、
台車の数が大きく変わってくるのです。
そうすると、トラックには積めなくなります。
もう1台トラックを用意しないといけなくなります。
チェーン店であれば、関東に何10店舗もあることでしょう。
トラックの数は限られていますし、
ドライバーの労働時間も考慮されます。
そうなってくると、急な大量の納品というものに耐えれれないということです。
結局は製紙会社や物流倉庫にあったとしても、店舗まで運ばれる量はそこまで増えないということになります。
発注制限が行われている
多くのチェーンスーパーなどでは発注に制限がかかります。
これだけ、販売して売れるのだから、現場は発注数量を増やして売り上げを取ろうとしますよね。
店舗であれば、必ずそう思います。
今の状況であれば2倍は余裕で捌けるようにも感じます。
しかし、チェーン店であれば、1店舗が2倍の発注量をしたらどうなるかおわかりでしょう。
100店舗あれば・・・
前述したように大きなものだけに、単純に台車が2倍に増えるわけですから、
自然とトラックの台数を増やさないと対応しきれません。
トラックがあったとしてもドライバーの人数は増やせないわけです。
結局のところ、発注量はドライバーが回れる量に留めることになります。
そうなると通常の1.2倍などにしかできないということです。
需要と供給が合っていない
結局のところは需要と供給が現在のところはまったく釣り合っていない状態となります。
そりゃそうですよね、国内にたくさんあるとはいえ、
ただでさえ、花粉症のシーズンですので消費は増えるところです。
そこにデマにより買い溜めや転売ヤーがこぞって買ってしまったため、
完全に需要と供給のバランスが崩れてしまいましたね。
納品数は1.2倍程度までしか増やせないのに関わらず、
通常よりも、多くの人たちがいつもより在庫を持とうとしています。
また、商品によってはネット販売で賄えるのですが、
トイレットペーパーやティッシュというものは大きな割に単価が低いものなので、
ネットで格安で販売しにくいものだったりします。
物流コストの方が比較的高くつく商品ですからね。
このあたりが他の生活用品と大きく違う点でもあるでしょう。
まとめ
現在は学校までも休校で外出も自粛傾向になっています。
そのため、余計に買い溜めする家族が増えています。
もちろん、製紙工場はフル生産で回して、在庫も大きく持ってはいますが、
店頭に在庫が余裕になるほど並ぶにはもう少し時間がかかりそうですね。
結局、棚に並んでいないと不安になってあちこち探して手に入れている人もいるでしょう。
花粉症などで本当にティッシュを必要としている人もたくさんいます。
国民みんなが必要以上に買い溜めしないことが必要となりますね。
また、この騒動が終わり落ち着いてからで良いが、
なるべくストックはそこそこ持っていても良いかもしれませんね。
こうした時に慌てなくてすみますからね。
今回の件はいろんな意味でいい勉強になったようにも感じます。
それではみなさん、あまり慌てず買い溜めしないようにしましょう。
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