今さらながら見た映画【ちょっと今から仕事やめてくる】感想レビュー
通勤時間にたまにamazon primeにて映画を見ているもとてんです。
このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。
これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。
今回、観た映画は【ちょっと今から仕事やめてくる】です。

なかなか見ごたえのある映画である反面、観ていて辛さを感じることもあるかもしれません。
それでは簡単な情報です。
映画情報
わりかし最近の作品です。
ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)は自殺寸前の状態でそこに現れたのが昔の同級生だというヤマモト(福士蒼汰)という男。
2人が友情を交わしていくドラマ。
とにかくブラック企業がヤバいくらいにブラックです。
同じように仕事が辛い、きつい、辞めたいなんて方には必見の映画とも言えるでしょう。
仕事を辞めたいと思っている方や仕事に不安のある方はこちらのブログもどうぞ。
映画の内容から、とにかく酷いブラック企業を、ということで作ったのでしょうけど、
こんな酷い会社に上司って今時いるのかってくらいの凄さでもあります。
もうこれで主人公の味方になれないやつは人間じゃないだろうと思うほどです。
そのあたりはかなりの見どころでもあります。
就職活動してる人や学生にはある意味、恐怖だったりするかもしれませんね。
監督の成島出は2020年2月公開の「グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜」で話題にもなってますね。
関連作品はこちら。
最新作に興味ある方は見ておいた方が良い映画と言えるでしょう。
ここからはネタバレあるので気をつけてください。
この映画の面白さはとにかく前半のブラック企業でしょう。
もうブラックさ全開という感じ。
就職活動でやっと内定もらったところに入社したらこんな会社だった、というのは私のような就職氷河期世代であれば
けっこう多いのではないでしょうか。
今の時代は逆に売り手市場ですから、こんな会社はなかなかないとは思いますが、いかがでしょうかね?!
朝の体操から始まり、遅刻したら罰金とか、残業代は出ないとか・・・。
さすがに自分だったら辞めてますね。
この主人公も「早く辞めてしまえ」という感じで観てしまいます。
まぁ、タイトル的にはいずれ辞めるのだろうと想像は付くところでもありますが。
それでもって、青山の仕事を奪う五十嵐美紀(黒木 華)の存在もまたムカつくんですよねぇ~。
この女優どっかで見た事あると思ったらあの「凪のお暇」で主演していた女性ではないか!!
このあたりも見どころですね。
ブラック企業大賞に選ばれるレベルのこの会社。
面白いというか、酷いレベルと感じるのが社訓。
ちょっと紹介したい。
2,3,4がちょっと酷いというか笑ってしまいますね。
あとはわからなくもないのですが。
要するに会社に便利で利益を生み出す機械のような社員を作り出すための社訓と言えるでしょう。
こんな社訓あったら、ついついSNSに拡散してしまいたくなりますよね。


それにしてもこの映画で感じるのですが、
主人公である青山以外の社員がそんなに怒られていないことでもあります。
よくあんな会社で続いているなとういところ。
他の社員はそれなりに結果を出しているんですかね。
それとも青山が出来なさすぎるのか、あるいは入社仕立ての社員はあんな扱いというところでしょうか。
むしろ、ブラック企業すぎて、募集しても人が来ないのかもしれないですよね。
唯一、入社したのが青山だったのかもしれませんね。
あの状況でも、青山の味方をする人が誰もいなかったりするわけですから怖いものです。
何か言ったら、自分が同じようになってしまうというあたり、もはや学校のいじめ状態。
さて、この映画ですが、終盤の展開は打って変わります。
青山が会社を辞めた瞬間に姿を消したヤマモトを探すという展開になります。
ヤマモトの生い立ちなどが明かされていきます。
最初はヤマモトは幽霊であって、ファンタジー映画なのかと思いましたが、
実は違っていましたね。
ただ、期待からすると、終盤の展開はちょっと面白みに欠けました。
前半のブラック企業が面白かっただけに。
外国の貧しい子供たちのところへ行くというのはちょっと現実味に欠ける気もするところです。
あれだけ仕事を辞められなかった青山がいとも簡単に海外へ飛ぶというのも成長したのか、よくわからないところもあります。


さて、印象的なシーンとしては青山が両親に会社を辞めることを伝えに行くところ、
そして、退職を会社に告げるシーンでしょう。
前者は両親の気持ちが伝わる良いシーンでしたね。
これで「仕事辞めるとは何事だ!!」みたいにならなくて良かったですね。
親はいつでも味方でいてくれるものでなければいけませんね。
後者はもう「スカッとJAPAN」みたいなところでしょう。
やっと言ってやった!ってところですね。
それでも罵声を浴びさせ続ける怖い上司でしたが、しっかり退職してくるあたりは良かったですね。
まぁ、あんな会社だと退職の手続きや退職金なんてものは存在しないのでしょう。
もう今なら退職代行を使うべきところでもありますね。
ただ、懲戒解雇だと転職に不利にはなりますが。
このあたりは弁護士立てて戦うというのもアリですが、そしたら映画としては別物になってしまいますからね。
最後はこの映画で伝わる事です。
それは自分の人生は誰のためにあるのか、そして自分はどうしたいのか、というところでしょう。
「会社の社員で居続けなければいけない」というまやかしのようなものに縛られてる人は多いでしょう。
「辞めたら負け」「辞めたら逃げるということ」なんて言われたりしますよね。
しかし、自分に合わないことなどを続けることは人生においては無駄とも言えます。
もちろん、今の社会では正社員でいる必要はないという考えもどんどん強くなっています。
雇用形態に拘ったり、社員で居座ることに満足するだけの時代は終焉を迎えています。
自分の好きな事ややりがいを感じることをしっかり仕事にしていきたいところですよね。
あるいはもっと伸び伸びとストレスの溜まらない環境で仕事ができることこそが幸せを作り出すのではないでしょうか。
こうしたことはこちらのブログも見ると参考になります。
特に現在の就職は売り手市場ですので、無理に今の会社に固執する必要はなくなっています。
人手不足の会社は多いので、転職も意外と簡単にできたりしますからね。
そういう意味でもこの映画は今の状況に辛く感じている人などは見ると良いかもしれませんね。
ヤマモトのような自由な生き方は大きな武器になるでしょうね。
あれをYouTubeなんかで発信するなんてやり方もありますからね。
今の時代の生き方を考えさせてくれる作品でしょう。
関連記事
このカテゴリでは私の見た映画を自分なりに書き留めています。
これから見ようとしている方や興味ある方はDVD選びの参考などに是非見てみてくださいね。
今回、観た映画は【ちょっと今から仕事やめてくる】です。

なかなか見ごたえのある映画である反面、観ていて辛さを感じることもあるかもしれません。
それでは簡単な情報です。
映画情報
わりかし最近の作品です。
ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)は自殺寸前の状態でそこに現れたのが昔の同級生だというヤマモト(福士蒼汰)という男。
2人が友情を交わしていくドラマ。
とにかくブラック企業がヤバいくらいにブラックです。
同じように仕事が辛い、きつい、辞めたいなんて方には必見の映画とも言えるでしょう。
仕事を辞めたいと思っている方や仕事に不安のある方はこちらのブログもどうぞ。
映画の内容から、とにかく酷いブラック企業を、ということで作ったのでしょうけど、
こんな酷い会社に上司って今時いるのかってくらいの凄さでもあります。
もうこれで主人公の味方になれないやつは人間じゃないだろうと思うほどです。
そのあたりはかなりの見どころでもあります。
就職活動してる人や学生にはある意味、恐怖だったりするかもしれませんね。
監督の成島出は2020年2月公開の「グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜」で話題にもなってますね。
関連作品はこちら。
最新作に興味ある方は見ておいた方が良い映画と言えるでしょう。
ここからはネタバレあるので気をつけてください。
ブラックさがヤバい
この映画の面白さはとにかく前半のブラック企業でしょう。
もうブラックさ全開という感じ。
就職活動でやっと内定もらったところに入社したらこんな会社だった、というのは私のような就職氷河期世代であれば
けっこう多いのではないでしょうか。
今の時代は逆に売り手市場ですから、こんな会社はなかなかないとは思いますが、いかがでしょうかね?!
朝の体操から始まり、遅刻したら罰金とか、残業代は出ないとか・・・。
さすがに自分だったら辞めてますね。
この主人公も「早く辞めてしまえ」という感じで観てしまいます。
まぁ、タイトル的にはいずれ辞めるのだろうと想像は付くところでもありますが。
それでもって、青山の仕事を奪う五十嵐美紀(黒木 華)の存在もまたムカつくんですよねぇ~。
この女優どっかで見た事あると思ったらあの「凪のお暇」で主演していた女性ではないか!!
このあたりも見どころですね。
社訓が面白いレベルでヤバい
ブラック企業大賞に選ばれるレベルのこの会社。
面白いというか、酷いレベルと感じるのが社訓。
ちょっと紹介したい。
一、不平不満を言わない社員になれ。
~じっと我慢し謙虚に受け止めよう。
二、自己管理を怠らない社員になれ。
~熱があろうと這ってでも出勤すべし。
三、遅刻は十分で千円の罰金。
四、有給なんていらない。体がなまるから。
五、言われなくても出来る社員になれ。
~効率を上げるため行動は迅速に。
六、やる気旺盛な社員になれ。
~仕事の後も自分の課題解消に真剣に取り組め。
七、常に難しい仕事を狙う社員になれ。
~向上心を止めるな。成功してもまだまだだと思え。
八、やる気があるなら「はい」の二つ返事をしろ。
出展:映画「ちょっと今から仕事やめてくる」
2,3,4がちょっと酷いというか笑ってしまいますね。
あとはわからなくもないのですが。
要するに会社に便利で利益を生み出す機械のような社員を作り出すための社訓と言えるでしょう。
こんな社訓あったら、ついついSNSに拡散してしまいたくなりますよね。

普通に働く他の社員が気になる
それにしてもこの映画で感じるのですが、
主人公である青山以外の社員がそんなに怒られていないことでもあります。
よくあんな会社で続いているなとういところ。
他の社員はそれなりに結果を出しているんですかね。
それとも青山が出来なさすぎるのか、あるいは入社仕立ての社員はあんな扱いというところでしょうか。
むしろ、ブラック企業すぎて、募集しても人が来ないのかもしれないですよね。
唯一、入社したのが青山だったのかもしれませんね。
あの状況でも、青山の味方をする人が誰もいなかったりするわけですから怖いものです。
何か言ったら、自分が同じようになってしまうというあたり、もはや学校のいじめ状態。
終盤の展開
さて、この映画ですが、終盤の展開は打って変わります。
青山が会社を辞めた瞬間に姿を消したヤマモトを探すという展開になります。
ヤマモトの生い立ちなどが明かされていきます。
最初はヤマモトは幽霊であって、ファンタジー映画なのかと思いましたが、
実は違っていましたね。
ただ、期待からすると、終盤の展開はちょっと面白みに欠けました。
前半のブラック企業が面白かっただけに。
外国の貧しい子供たちのところへ行くというのはちょっと現実味に欠ける気もするところです。
あれだけ仕事を辞められなかった青山がいとも簡単に海外へ飛ぶというのも成長したのか、よくわからないところもあります。

印象的なシーン
さて、印象的なシーンとしては青山が両親に会社を辞めることを伝えに行くところ、
そして、退職を会社に告げるシーンでしょう。
前者は両親の気持ちが伝わる良いシーンでしたね。
これで「仕事辞めるとは何事だ!!」みたいにならなくて良かったですね。
親はいつでも味方でいてくれるものでなければいけませんね。
後者はもう「スカッとJAPAN」みたいなところでしょう。
やっと言ってやった!ってところですね。
それでも罵声を浴びさせ続ける怖い上司でしたが、しっかり退職してくるあたりは良かったですね。
まぁ、あんな会社だと退職の手続きや退職金なんてものは存在しないのでしょう。
もう今なら退職代行を使うべきところでもありますね。
ただ、懲戒解雇だと転職に不利にはなりますが。
このあたりは弁護士立てて戦うというのもアリですが、そしたら映画としては別物になってしまいますからね。
この映画で伝わる事
最後はこの映画で伝わる事です。
それは自分の人生は誰のためにあるのか、そして自分はどうしたいのか、というところでしょう。
「会社の社員で居続けなければいけない」というまやかしのようなものに縛られてる人は多いでしょう。
「辞めたら負け」「辞めたら逃げるということ」なんて言われたりしますよね。
しかし、自分に合わないことなどを続けることは人生においては無駄とも言えます。
もちろん、今の社会では正社員でいる必要はないという考えもどんどん強くなっています。
雇用形態に拘ったり、社員で居座ることに満足するだけの時代は終焉を迎えています。
自分の好きな事ややりがいを感じることをしっかり仕事にしていきたいところですよね。
あるいはもっと伸び伸びとストレスの溜まらない環境で仕事ができることこそが幸せを作り出すのではないでしょうか。
こうしたことはこちらのブログも見ると参考になります。
特に現在の就職は売り手市場ですので、無理に今の会社に固執する必要はなくなっています。
人手不足の会社は多いので、転職も意外と簡単にできたりしますからね。
そういう意味でもこの映画は今の状況に辛く感じている人などは見ると良いかもしれませんね。
ヤマモトのような自由な生き方は大きな武器になるでしょうね。
あれをYouTubeなんかで発信するなんてやり方もありますからね。
今の時代の生き方を考えさせてくれる作品でしょう。
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