スシローの倍とろの原価率を分析してみた【赤字なのか?!】
100円の回転寿司チェーン店ナンバーワンと言えばスシローですよね。
そんなスシローがキャンペーンで販売するのが「倍とろ」というもの。

2019年冬のキャンペーンでも販売されますが、
過去にも何度かキャンペーンに登場する人気商品のひとつでもあります。
そんな人気の倍とろの原価率はだいたいどのくらいなのか?
これを元回転寿司店長の私が分析してみました。
まずは中トロの通常の原価率はどのくらいなのかです。
これは私の過去の記事でも書いているので参考にしてくださいね。
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中トロの原価率はおよそ32%だったりします。
これは1貫で約10g提供した場合のものであり、意外と低いのがわかります。
ちなみに回転寿司の標準原価率は約40%くらいです。
原価率が低いのはまぐろよりも薄く切っており、
シャリが1貫で済むためでもあります。
ただ、これは数年前の数字ですので、現在は材料高騰により価格が替わっているかもしれません。
それでも大量契約や独自ルートで安く入手することは可能なので、ある程度数字は保たれているとみて良いでしょう。

それでは倍とろの原価率はどのくらいになるのかを考えてみましょう。
通常では10gの中トロを倍にすると20gとなります。
しかし、実はこれは20gないのではないかというのが元店長の視線でもあります。
実際に働いていた際にデカネタは何度も使ったことありますが、
切付の重量は2倍に満たないことが基本でした。
実際のイメージ写真を見ても20gはないように見えます。
実際のところは約18gではないかと思われます。
つまり、原価率は2倍にはならないということになります。
前述の32%の倍である64%はない計算になりますね。
おおよそ50%程度であると考えます。
50%であればスシローの原価率からすればもちろん高い部類でもありますが、
許容範囲内であることがわかりますね。
もちろんですが、50%超えの原価率では赤字にはなりませんね。
ただ、人件費を考えてもFLコストも高くなることがわかります。
倍とろ単体で見れば、利益はほとんど出ないと言って良いでしょう。
しかし、回転寿司というのはトータルバランスで利益を取ることが大事なのです。
倍とろしか食べないお客様というのはほとんどいないと言って良いでしょう。
原価率の低いお寿司も合わせて召し上がってくれます。
その食事全体のトータルバランスで原価率が収まれば良いわけです。
また、もっと大きく捉えればその店に食べてくれたお客様全体で賄えば良いわけですね。
倍とろも食べず、原価率の低い商品中心に召し上がってくれるお客さまもいるわけです。
つまり、このキャンペーン期間中の全体の原価率が一定の数字で収まれば、
ネタ単体の原価率は関係ないとも言えるでしょう。
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キャンペーン商品というのは目玉商品がなければ意味がないものでもあります。
ネタ単体の原価率を度外視してでもインパクトのあるものを出した方が良いでしょう。
ちなみに寿司ネタで一番インパクトがあり、結果が出やすいキャンペーンは大トロを代表とするトロでもあります。
ネタ単体の原価率を見れば約50%と少し高いかもしれません。
思っていたよりは低いんだなと感じる人もいるかもしれませんね。
ただ、この原価率以上にキャンペーンにおいては目玉となり、来客を促す商品となります。
つまり、原価率とは別に広告宣伝という意味を持ち合わせるのです。
お客さまにもコスパの良い商品を提供して、店舗としても良い宣伝効果を得られるのですから、
原価率は実質安いとも考えられるかもしれませんね。
スシローキャンペーンサイト
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そんなスシローがキャンペーンで販売するのが「倍とろ」というもの。

2019年冬のキャンペーンでも販売されますが、
過去にも何度かキャンペーンに登場する人気商品のひとつでもあります。
そんな人気の倍とろの原価率はだいたいどのくらいなのか?
これを元回転寿司店長の私が分析してみました。
とろの原価率はどのくらいか?
まずは中トロの通常の原価率はどのくらいなのかです。
これは私の過去の記事でも書いているので参考にしてくださいね。
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中トロの原価率はおよそ32%だったりします。
これは1貫で約10g提供した場合のものであり、意外と低いのがわかります。
ちなみに回転寿司の標準原価率は約40%くらいです。
原価率が低いのはまぐろよりも薄く切っており、
シャリが1貫で済むためでもあります。
ただ、これは数年前の数字ですので、現在は材料高騰により価格が替わっているかもしれません。
それでも大量契約や独自ルートで安く入手することは可能なので、ある程度数字は保たれているとみて良いでしょう。
倍とろの重量から原価率がわかる

それでは倍とろの原価率はどのくらいになるのかを考えてみましょう。
通常では10gの中トロを倍にすると20gとなります。
しかし、実はこれは20gないのではないかというのが元店長の視線でもあります。
実際に働いていた際にデカネタは何度も使ったことありますが、
切付の重量は2倍に満たないことが基本でした。
実際のイメージ写真を見ても20gはないように見えます。
実際のところは約18gではないかと思われます。
つまり、原価率は2倍にはならないということになります。
前述の32%の倍である64%はない計算になりますね。
おおよそ50%程度であると考えます。
50%であればスシローの原価率からすればもちろん高い部類でもありますが、
許容範囲内であることがわかりますね。
果たして赤字なのか?!
もちろんですが、50%超えの原価率では赤字にはなりませんね。
ただ、人件費を考えてもFLコストも高くなることがわかります。
倍とろ単体で見れば、利益はほとんど出ないと言って良いでしょう。
しかし、回転寿司というのはトータルバランスで利益を取ることが大事なのです。
倍とろしか食べないお客様というのはほとんどいないと言って良いでしょう。
原価率の低いお寿司も合わせて召し上がってくれます。
その食事全体のトータルバランスで原価率が収まれば良いわけです。
また、もっと大きく捉えればその店に食べてくれたお客様全体で賄えば良いわけですね。
倍とろも食べず、原価率の低い商品中心に召し上がってくれるお客さまもいるわけです。
つまり、このキャンペーン期間中の全体の原価率が一定の数字で収まれば、
ネタ単体の原価率は関係ないとも言えるでしょう。
無料登録するだけで人気飲食店から「非公開の招待状」が届きます。
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まとめ
キャンペーン商品というのは目玉商品がなければ意味がないものでもあります。
ネタ単体の原価率を度外視してでもインパクトのあるものを出した方が良いでしょう。
ちなみに寿司ネタで一番インパクトがあり、結果が出やすいキャンペーンは大トロを代表とするトロでもあります。
ネタ単体の原価率を見れば約50%と少し高いかもしれません。
思っていたよりは低いんだなと感じる人もいるかもしれませんね。
ただ、この原価率以上にキャンペーンにおいては目玉となり、来客を促す商品となります。
つまり、原価率とは別に広告宣伝という意味を持ち合わせるのです。
お客さまにもコスパの良い商品を提供して、店舗としても良い宣伝効果を得られるのですから、
原価率は実質安いとも考えられるかもしれませんね。
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