【ネタバレ】ドラマ「3年A組」が近年稀にみる神ドラマだった理由と伝えたいこと
先日、最終回を終えた日本テレビ系列ドラマ「3年A組-今からみなさんは、人質です」。
ご覧になっていない方はネタバレも含まれるので注意してください。
見逃し配信やアナザーストーリーはHulu
にて配信されています。


初月無料で視聴できます。
このドラマ「3年A組」は私は初回から見ていたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
近年稀にみる神ドラマといっていいでしょう。
ちなみに視聴率もうなぎ登りでしたね。
初回は10.2%でスタートでクール5位でしたが、第9話では12.9%にまで上昇し、
このクールのドラマではナンバーワンの数字まで上がりましたね。
ドラマのあらすじ、キャストなどは公式サイトをご覧ください。
このドラマは始まりから見応えがありました。
だっていきなり先生が生徒を人質にするんですよ。
学校に閉じ込められるなんて、ありえねーとか思いませんでしたか?
しかし、特殊な強化ガラスが施されていたり、爆発して進路が塞がれたり・・・。
本当に密室化されてしまったのだ。
最初はなんでこんなことするんだろうかという感じでしたね。
しかし、これが影山澪奈の自殺に関することだってわかったのだ。
その犯人探しが物語の始まりでしたね。
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このドラマで度々出てくるのが「フェイク動画」と呼ばれるもの。
影山のドーピングはこのフェイク動画がきっかけとなった。
そして、犯人探しもひとつの動画がヒントとなったのだ。
それが防犯カメラの映像で影山が建物に入っていく映像というもの。
終盤でまさかの防犯カメラの映像がフェイク動画ということがわかったのだ。
やられた!!と思いましたね。
防犯カメラなんてそこにはなく、動画の女性自体も影山ではなかった。
犯人だと一時はされた明智も動画では本人ではなくて、まさかの柊先生だったという展開。
それにしてもフェイク動画て技術的に作れるのはわかるのだが、
顔を剥がすような技術ってあるんですかね?!
このあたりの解析のレベルが優秀すぎる。
この動画を見て我々視聴者も「誰が犯人だった」というのを毎回感じてしまいましたよね。
動画の信用性の高さを目の当たりにしたのではないだろうか。
現在、流行っているTikTokなどの動画なども加工を施したものってけっこうありますよね。
もはや現実との区別が難しくなる領域まで来ているってことでしょう。
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最初、ドラマを見始めた時はこの柊先生は殺人者だと思ってしまいました。
徐々に生徒を殺していくようなストーリーかなと。
それこそ昔流行ったバトルロワイヤルや暗殺教室などを連想しましたね。
しかし、中盤でわかったのが、殺したと思われた生徒たちが実は生きていたということ。
そして、その生徒たちは先生の味方になっていたのだ。
先生が誰も殺していないということで、第1章が終わる形となったわけだ。
始めはこの内容で卒業式までどうやって繋いでいくのか?!
最終回まで持たないのではないか、とも感じたがここでなるほどなという形になりました。
もはや先が読めない展開となっていきましたね。
柊先生は結局、最後まで誰も殺しませんでした。
最後は逮捕されましたが、殺人者にはなっていないというのは大きいですね。
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影山のフェイク動画を作ったのが危ない集団のベルムズだった。
この悪い塊のような集団と武智先生が繋がっていて、さらにフェイク防犯カメラの映像で武智が犯人だ!
という流れになったわけですね。
このドラマの序盤からテレビなどに出演して明るく人気のキャラでもあった武智。
その武智が犯人だとわかった瞬間に世の中の流れが変わった。
これは現代でよくある光景のようにも見える。
メディアが誰かを悪者だと報じると一斉にその方向へ同調する。
SNSでもそういったことはよくありますよね。
結局、武智は加担はしていたが真犯人ではなかったわけだ。
このあたりはまさかの展開でしたね。
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中盤で衝撃を受けたのが柊先生に寿命があることではないだろうか。
余命宣告をされたことがこの行動のひとつのきっかけであったわけだ。
死ぬことがわかっている人間だからこそできることでもあったと考えると納得いく部分は多かった。
同じ「死ぬ」でも柊先生の死と影山の死の違い・・・。
このあたりも考えさせられるところだったのではないでしょうか。
中盤以降では病気で苦しむ柊先生の姿が何度も映る。
そのたびに、生きて欲しいと思ってしまったのは私だけではないはずだろう。
物語の中でどこで柊先生が亡くなってしまうのかはひとつの焦点でもあった。
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茅野が私が殺したと告白した第9話のラストシーン。
これはもう展開がめちゃくちゃわからなくなりましたね。
このワクワク感は半端なかった。
最後の最後で大どんでん返しで一番の理解者であった茅野が犯人とかなると・・・。
もう人間不信になるとも思った方も多かったはず。
そして最終回でこの謎が解けるわけだ。
茅野は影山の自殺現場にいたのは事実であって、
最後に話したのも茅野だった。
自殺しようとした影山を救おうと手を出したのも茅野・・・。
そしてその手を離してしまったのも茅野であるので、
茅野は自分が真犯人だという気持ちをずっと持っていたということでしょう。
これを知ってから第1話から見直すと面白いかもしれませんね。
さすがに茅野の力で影山を持ち上げるのは難しいですよね。
手を離したというより、持ち上げられなかったわけですね。
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そして最後の屋上シーン。
今度は柊先生が飛び降り自殺する。
そこに手を差し伸べたのが茅野。
もちろん、茅野一人の力ではどうすることもできなかった。
しかし、最後は生徒たち全員が協力し柊先生を救うこととなった。
物語の序盤では先生に対して攻撃的だった生徒が・・・と思うと感動的な場面でもありましたね。
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いったい真犯人は誰なのだろうか、という最後の最後までわからない展開だった。
しかし、真犯人というのはマインドボイスだったのだ。
この物語のポイントとなるのがマインドボイスというSNSの存在。
これは架空のSNSではあるが、現実でいうとそれこそTwitterが一番近いだろう。
影山の死は一般的な見解としては自殺だ。
しかし、自殺と言うのは必ず誰かが追い詰めた結果である。
自殺に追い詰めた側はほとんどが罪には問われないのではないだろうか。
それは自殺の原因というのはなかなか特定できるものでもないし、
本心も何ももうわからないからだ。
これこそがこのドラマの伝えたいことだったわけだ。
ネット上の何気ない誹謗中傷が人を傷つけて死に追いやる。
これは現実的にも起こっているだろういじめなどに繋がる問題でもある。
柊先生は最後にマインドボイスへ向けて配信したわけだ。
そして、物語の最後は誹謗中傷コメントを書こうとしたユーザーが入力を辞める映像で終わった。
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Twitterでも誹謗中傷は日々起きているだろう。
例えば・・・
検索してみると、これだけのツイートがあることがわかる。
インターネットの普及によって、誰でも簡単に言葉を発信でき、
多くの人に伝えられ、便利になった。
しかし、その一方でその言葉は時に誰かを傷つけたりしてしまう。
インターネットの向こうにもリアルな人間が存在しているということを頭に入れるべきであるのだ。
このドラマの中でも起きている事件に対して、傍観者たちがたくさんの言葉を発している。
一度は犯人と仕立てられた瞬間に誹謗中傷の嵐となる。
まるでSNSで炎上している出来事に乗っかって楽しんでる光景に近い。
そして多数派が正義であり「正しい」という認識に陥る。
一斉に正義は敵を攻撃する。
どちらかの肩を持つことは誰かの敵になるということでもある。
簡単に敵と味方を作り出してしまうのだ。
敵と認識した瞬間にブロックしたり、批判したりし始める。
改めて、SNSでのありかたなどを考える意味でも非常に神ドラマとも言える作品だったのではないだろうか。
▼「3年A組」全話配信は下記から
▼「3年A組」のhuluオリジナルストーリーが配信されています
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▼ドラマ「3年A組」のDVDは2019年7月24日発売となっています。
ご覧になっていない方はネタバレも含まれるので注意してください。
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このドラマ「3年A組」は私は初回から見ていたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
近年稀にみる神ドラマといっていいでしょう。
ちなみに視聴率もうなぎ登りでしたね。
初回は10.2%でスタートでクール5位でしたが、第9話では12.9%にまで上昇し、
このクールのドラマではナンバーワンの数字まで上がりましたね。
ドラマのあらすじ、キャストなどは公式サイトをご覧ください。
始まりからヤバかった
このドラマは始まりから見応えがありました。
だっていきなり先生が生徒を人質にするんですよ。
学校に閉じ込められるなんて、ありえねーとか思いませんでしたか?
しかし、特殊な強化ガラスが施されていたり、爆発して進路が塞がれたり・・・。
本当に密室化されてしまったのだ。
最初はなんでこんなことするんだろうかという感じでしたね。
しかし、これが影山澪奈の自殺に関することだってわかったのだ。
その犯人探しが物語の始まりでしたね。
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動画に惑わされ過ぎた
このドラマで度々出てくるのが「フェイク動画」と呼ばれるもの。
影山のドーピングはこのフェイク動画がきっかけとなった。
そして、犯人探しもひとつの動画がヒントとなったのだ。
それが防犯カメラの映像で影山が建物に入っていく映像というもの。
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やられた!!と思いましたね。
防犯カメラなんてそこにはなく、動画の女性自体も影山ではなかった。
犯人だと一時はされた明智も動画では本人ではなくて、まさかの柊先生だったという展開。
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柊がまさかの人殺しじゃなかった
最初、ドラマを見始めた時はこの柊先生は殺人者だと思ってしまいました。
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しかし、中盤でわかったのが、殺したと思われた生徒たちが実は生きていたということ。
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このドラマの序盤からテレビなどに出演して明るく人気のキャラでもあった武智。
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もう人間不信になるとも思った方も多かったはず。
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茅野は影山の自殺現場にいたのは事実であって、
最後に話したのも茅野だった。
自殺しようとした影山を救おうと手を出したのも茅野・・・。
そしてその手を離してしまったのも茅野であるので、
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これを知ってから第1話から見直すと面白いかもしれませんね。
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もちろん、茅野一人の力ではどうすることもできなかった。
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マインドボイスがすべてだった
いったい真犯人は誰なのだろうか、という最後の最後までわからない展開だった。
しかし、真犯人というのはマインドボイスだったのだ。
この物語のポイントとなるのがマインドボイスというSNSの存在。
これは架空のSNSではあるが、現実でいうとそれこそTwitterが一番近いだろう。
影山の死は一般的な見解としては自殺だ。
しかし、自殺と言うのは必ず誰かが追い詰めた結果である。
自殺に追い詰めた側はほとんどが罪には問われないのではないだろうか。
それは自殺の原因というのはなかなか特定できるものでもないし、
本心も何ももうわからないからだ。
これこそがこのドラマの伝えたいことだったわけだ。
ネット上の何気ない誹謗中傷が人を傷つけて死に追いやる。
これは現実的にも起こっているだろういじめなどに繋がる問題でもある。
柊先生は最後にマインドボイスへ向けて配信したわけだ。
そして、物語の最後は誹謗中傷コメントを書こうとしたユーザーが入力を辞める映像で終わった。
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まとめ
Twitterでも誹謗中傷は日々起きているだろう。
例えば・・・
見てよこのドラマやってる最中でも心無いこと言ってるのがなける #3年A組 pic.twitter.com/A52X2tgKi6
— ゆず (@ajyukimoti) 2019年3月10日
検索してみると、これだけのツイートがあることがわかる。
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多くの人に伝えられ、便利になった。
しかし、その一方でその言葉は時に誰かを傷つけたりしてしまう。
インターネットの向こうにもリアルな人間が存在しているということを頭に入れるべきであるのだ。
このドラマの中でも起きている事件に対して、傍観者たちがたくさんの言葉を発している。
一度は犯人と仕立てられた瞬間に誹謗中傷の嵐となる。
まるでSNSで炎上している出来事に乗っかって楽しんでる光景に近い。
そして多数派が正義であり「正しい」という認識に陥る。
一斉に正義は敵を攻撃する。
どちらかの肩を持つことは誰かの敵になるということでもある。
簡単に敵と味方を作り出してしまうのだ。
敵と認識した瞬間にブロックしたり、批判したりし始める。
改めて、SNSでのありかたなどを考える意味でも非常に神ドラマとも言える作品だったのではないだろうか。
▼「3年A組」全話配信は下記から
▼「3年A組」のhuluオリジナルストーリーが配信されています
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▼ドラマ「3年A組」のDVDは2019年7月24日発売となっています。
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