かっぱ寿司の春キャンペーン商品を原価目線で分析してみる
かっぱ寿司の春キャンペーン商品を原価目線で分析してみる
今回は2019年3月1日スタートのかっぱ寿司のキャンペーン「ごほうび春ネタくらべ」を
原価目線で分析してみたい。
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実際に回転寿司で働いていた私の原価情報を土台で考えます。
100円寿司評論家ならではの数字予測などをお楽しみください。
キャンペーン詳細はこちら
それにしても今回のかっぱ寿司はだいぶ賑やかな彩で豪華なラインナップですね。
商品の種類の多さがハンパないですね。
これは現場のアルバイトさんたちはかなり大変なんじゃないでしょうか・・・。

出展:かっぱ寿司
【富山湾産 白えび】
280円と高価格帯ですね。
メインに乗せて、数量限定となっているので、これは原価率の高い商品でしょう。
推定原価は45%くらいですかね。
こういったメインに乗せる商品は比較的原価が高く、客寄せとして使います。
また、数量限定というものはその名の通り商品に限りがあります。
これまた原価の高い商品によくあるのです。
100円寿司で白えびなんて聞いたことないですよね。
それだけ流通量が低く、価値の高いものなのでしょう。
【釜揚げ 桜えび】
桜えびは原価の安い商品。
推定原価は25%くらいでしょうか。
色合いは良いですが、あまり好んで食べるものでもないかもしれません。
【春の贅沢三昧】
これは3貫で180円という商品。
色合いが良く美味しそうに見せますね。
しかし、これはかなり原価が低いでしょう。
推定原価率は25%くらいか。
いくらが乗っているのが唯一の救いです。
桜えびにしらすにサラダです。
どう考えても安いですね。
しかも180円だと1貫あたり60円取れるので、
一見お得そうに見えて実は100円寿司よりちょい高めの設定。
こういった原価の低い商品も作って、高い商品と相殺させるのが商売というものです。
【これぞ!ドカ盛り紅白ネタの春包み】
原価の安い桜えびとしらすをドカ盛りしました。
推定原価は25%程度でしょうか。
安いからドカ盛りできるのです。
【これぞ!デカ切りびんちょうはらも】
びんちょうはらもは希少価値の高い商品でもあります。
推定原価は40%くらいでしょう。
びんちょうはらもは取り扱ったことあるのですが、
薄い柵で、あまりネタを取れないんですよね。骨も多くて厄介です。
ですので、実質の原価はロスがけっこうあるのでもう少し高くなりますね。
【これぞ!デカネタさより】
春と言えばさよりですよね。毎年の登場。
推定原価は40%くらい。
やや平均より高いかという感じ。
季節に一回は食べておきたい商品。

出展:かっぱ寿司
【春のバジルシリーズ】
生ハムとえびとサーモンにバジルがかかっていますね。
これは売りたい商品のラインナップを増やすパターン。
比較的原価の休めの商品のラインナップを増やすと出数が上がるので、
原価を調整することができるのです。
その分、手間がかかりますね。
推定原価は平均的の38%くらいじゃないでしょうか。
ただ、普通にネタを食べるよりはこっちを食べた方が素材が増えているのでコスパはいいですね。
好みは分かれるところでしょう。
【ローストビーフ山わさびのせ】
180円商品なので推定原価は標準の36%くらいでしょうか。
店舗で切っている場合もあるので、大きさもチェックしてみた方が良いかもしれませんね。
【牛Kingの肉三昧】
3貫で280円という商品。
基本的に原価は安いです。
3貫は手間がかかるので人件費が上がります。
人件費が上がると、その分原価を下げなければいけません。
これはFLコストで見ればわかりやすいところ。
値段の設定で言えば、ローストビーフが2貫で180円設定なので90円。
牛カルビは100円で出せることが多い商品なので1貫50円。
合わせると140円。
となると牛タンに140円という設定。
これを安いか高いかどうみるかですね。
推定原価は標準よりやや低い35%くらいじゃないでしょうか。

出展:かっぱ寿司
まだまだあるキャンペーン商品。多いですねぇ~。
【とろ鯖たたき】
とろ鯖は旨いのでおすすめです。
推定原価は標準の37%くらい。
鯖は比較的安価です。
栄養価も高く人気が最近ありますよね。
【漬け真いかみみ】
わりかし原価の安い商品。
推定原価は32%前後でしょうか。
それよりも私は好きじゃない商品。
いかは好きだけど、、、。
実際のところあまり人気のない部位ですよね。
それとなぜ漬けているかを考えるとわからなくもありませんね。
【活〆大ぶりえび】
若干サイズの大きい海老です。
推定原価は30%前後でしょう。
2貫では出せないけど、1貫ならといったところ。
実はかっぱ寿司は10年くらい前にはこれを2貫で販売していたんですよね。
食材の高騰があるとはいえ、2倍には上がってませんよね。
だから原価率は安いはずでしょう。
【国産春のキャベツのやみつきサラダ】
サラダ系は比較的安いです。
推定原価は25%くらいじゃないでしょうか。
メイン素材が「キャベツ」というのも季節感はあるとはいえ、
他に何が入っているのかは気になるところ。
「やみつき」という言葉もうまくネーミングしましたね。
売れるようにうまく工夫しているのが感じられます。
原価が安いので付加価値をなんとかつけているのですね。
【春の満開・貝三昧】
これまた3貫280円商品。
値段設定をみるとちょい高めかな。
赤貝は1貫50円、蝦夷あわびは以前に1貫100円で出していたことがありましたね。
煮はまぐりは1貫100円までもいかないのではないか。
そうなると、280円の設定は高いように感じる。
推定原価は25%くらいに収まるのではないかな。
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まとめ
美味しそうなネタが目白押しのかっぱ寿司の春のキャンペーン。
原価目線で見ると、何かと裏が見え隠れしてしまいますね。
特にかっぱ寿司は業界的にも苦戦しているところなので、
利益をだいぶ考えているなというのがわかります。
私としてはサバ、さよりという王道メニューに目がいきます。
また、かっぱ寿司は3月6日よりpaypayに対応するとのことなので、
paypayの100億円キャンペーン中に利用すると、
最大で1000円還元されるので、このキャンペーンは是非利用したいところですね。
paypayをダウンロードしていない方はダウンロードするだけで500円貰えるので、
500円分の寿司が貰えることになりますね。
かっぱ寿司公式サイトはこちら
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