正月の寿司は買わない方がいい？経験者が語る年始の寿司屋を大暴露

お正月にお寿司を食べるご家庭は多いんじゃないでしょうか？

おせち料理を食べるより、最近はお寿司の方が人気かもしれませんね。

特に親戚の集まりだとかになった時に振る舞うことができますからね。

しかし、この正月のお寿司って実際のところあまりよくないんですよね。

特に最近は100円の回転寿司なんかが持ち帰りに力を入れて予約を受け付けてますよね。

その実態を教えちゃいます。

正月の持ち帰り寿司は人気

正月の回転寿司の持ち帰り寿司は大人気です。
 
宅配寿司と比べて非常に安いですからね。

大きな桶でも5000円もあれば余裕で買えちゃいます。

これが宅配寿司だと9000円とか普通にしますからね。

もちろん、宅配ではないので店舗まで行かなければいけませんが、近所にあれば問題ない方は多いでしょう。

私も勤めていた時は正月は持ち帰りの予約でめちゃくちゃ大変でした。

売上も100万いく時は半分以上がテイクアウトでしたからね。

最高でテイクアウトだけで70万円とかありました。もうへとへとですよ・・・。

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製造工程を考えよう

正月の寿司の予約の多くは開店と同時の11時近くの引き取りだ。

予約の件数は100件とかだ。

さて、この場合の製造工程を考えればいろいろ見えてくるだろう。

いったい何時に作れば間に合うのかというところだ。

だいたい大きな桶ひとつ作るのにかかる時間は15分くらいだ。

要するに早い時間に作っているということだ。

具体的な時間などは後で書こう。

大量注文を捌くために・・・

100件の大量の注文を捌くためには前倒しして製造する必要がある。

まずは人員を確保することから始まり、

前日から仕込み作業などを行うのだ。

シャリもネタも前日からしっかり用意しておく。

要するに鮮度が悪いということが言えるのだ。

さらなる裏話

さて、どのくらいの鮮度の悪さなのかを実際の時間軸を追って説明しちゃいましょう。

大晦日の夜は大変です。

前日にまずはシャリを多めに炊いておきます。

翌日に炊いても間に合わないからです。

また、ネタに関してはちょうどいいくらいに解凍しておきます。

ネタによってはお店で切らなければいけないものもあります。

これは店によりますが、まぐろやハマチなどですね。

そして朝は早い店舗は４時頃からスタートします。

私はだいたい５時くらいが多かったですね。

ちなみに地方だと一晩中やっているということもあるそうです。

いきなり寿司を作るわけではなくて、最初はシャリ玉と呼ばれる形成されたシャリをたくさん取っておきます。

基本的にはネタを乗せる係と桶に詰めておく係、軍艦を作る係など分担して行います。

その方が製造が早いからですね。

朝の６時くらいには詰め始めます。

つまり、１番早い注文は４時間前くらいには製造されてるということです。

しかもシャリは前日に炊いたものです。

ただ当日に炊いたシャリだと熱すぎてすぐに使えないんですよね。

これは賛否両論でしょう。

ただ食べるのが11時だとしたら、そのシャリは前日に炊いたものだということだ。

そして、寿司のテイクアウトの消費期限は６時間程度とされている。

もちろん、実際はそれを超えてもお腹を壊すなんてことはそうはないでしょう。

既に受け取った時に消費期限が２時間後のはずだということだ。

しかし、店舗側は製造時間をご丁寧に本当の時間を記すはずがないだろう。

正月に限っては10時間ルールとかわけのわからないものまであったりする。

時間の経ったシャリは固くて美味しくない。

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まとめ

正月の持ち帰りの寿司はいかに早く作られて鮮度が悪いかがわかっただろうか。

同じ100円を払うなら圧倒的に店舗で食べた方が美味しいし、価値が高いということだ。
 
わざわざ鮮度の悪い寿司を同じ金額もしくは割り増し料金を払ってまで注文するようなことは私はしないですね。

便利さや安さから利用したくなる人は多いが、その一方で品質劣化がある。

さらにはスタッフは元旦から眠い中早朝出勤しなければならいという状態だ。

みなさんの便利の下にはこういった苦労が隠されているんですよね。

さらに正月のセット商品というのは利益を重視に考えたネタの構成になっている。

それでいて作業が楽になる商品を詰め合わせる。

大量生産を可能にするためだ。

普段の回転寿司で注文して食べてる美味しそうなお寿司とは全く違いますよね。

それでも毎年たくさんの注文があり、日本人はお正月におせちよりお寿司食べる傾向は高いようだ。