回転寿司のサイドメニューの原価率てどのくらい?【元店長ぶっちゃけトーク】
回転寿司のデザートなどのサイドメニューって美味しいですよね。
その他にも麺類から味噌汁、茶碗蒸しとサイドメニューは年々、充実とともに進化しています。
そんな回転寿司の人気ランキングにでもよく出てくるサイドメニュー。
最近は回転寿司でも食べ放題をやっているチェーンもありますよね。
100円寿司評論家・元てんちょ~がそんな人気のサイドメニューの原価率についてとことん解説しちゃいます。

サイドメニューの代表格と言えば、味噌汁と茶碗蒸しでしょう。
これは昔からの定番メニューですよね。
ほとんどの回転寿司に存在しています。
そして近年、各社が力を入れているのが麺類だ。
基本はうどんとラーメンですね。そばはアレルゲンの関係であまり扱いたくないというところか。
また、昔からポテトや唐揚げなどの揚げ物も人気。
そして女性には大人気とも言えるケーキなどのデザート類は進化が激しいですよね。
まずは寿司のお供とも言われる味噌汁だ。

寿司屋の味噌汁の代表的なものが海苔(主にあおさ)と貝類だろう。
大手4社を比較してみると、はま寿司以外は味噌汁の価格を一律180円(税抜き)としている。
そして、はま寿司はあさりの味噌汁を150円、あおさの味噌汁を100円としている。
はま寿司は安価ではあるが、器のサイズが一回り小さいというところか。
ちなみにはま寿司のあおさははまナビ会員であればクーポンで毎回無料で飲むことができる。
ということで、原価率の話だが、味噌汁はもちろん具により原価が変わります。
海苔の味噌汁は一番原価率が低いです。
180円であれば、原価率は30%以下。貝類でようやく30%に乗るかなというところだ。
味噌汁はお店にとってはかなり助かる商品とも言えます。
年々、魚介類高騰で厳しくなる昨今、この味噌汁に関しては価格を据え置くのも当然ですよね。
コスパを考えると、味噌汁頼むなら貝類が断然お得ではあります。

続いては寿司屋と言えば美味しい茶碗蒸しでしょう。
各社、味にこだわりがあり、寿司屋ならではの具材を使っていたりするところもありますよね。
スシローの茶碗蒸しはえび、ホタテなど入って180円。季節によって具材は替わるようですね。
くら寿司も180円で、具材はスシローより劣るように見えますね。
さすが原価率の高いスシローといったところか。
はま寿司とかっぱ寿司も同じく180円と大手4社とも足並みを揃えていますね。
実は茶碗蒸しも原価率の低いメニューなんです。
まぁ、プリンみたいなもんですからね。あとは具材をどうするかによるというところ。
スシローが原価率的には一番高そうだがそれでも30%台後半でしょうか。
基本的には25%程度ですね。これまた価格を据え置いてるのは稼ぎどころだからだ。
茶碗蒸しが売れるとお店はもちろん儲かります。1人1個食べて欲しいところですね。
こういったサイドメニューを食べてくれると客単価も稼げます。
続いては麺類だ。
麺類はわりかし原価率が低いのはわかりますよね。
飲食店の中では麺というのは儲けの高いジャンルでもあります。
だから、ラーメン屋やうどん屋をどんどん開業するわけです。
通常のラーメン屋のラーメンが800円前後ですよね。

寿司屋のラーメンは約半分くらいの麺と考えれば値段は納得の範囲内じゃないでしょうか。
まずはラーメンから見てみましょうか。
スシローは330円でメイン具材の乗ったシンプルなスタイル。
くら寿司は370円で煮卵、チャーシューが乗り、味も本格的なラーメン。
かっぱ寿司は300円でこちらもシンプルな感じです。
はま寿司のラーメンはキャンペーンなど限定商品の模様だ。
ラーメンに関してはほぼほぼ平均原価に合わせた内容にしているというところだ。
カロリーを考慮してみると、スシローがコスパ的には良さそうだ。
かっぱ寿司はだいぶカロリーも低いことを考えるとサイズも差があるというところか。。
続いてはうどんを見比べてみよう。
うどんも原価率の低い部類だ。
スシローは280円、平日のみかけうどんが130円という激安。
くら寿司もメインは280円、こちらも平日130円うどんが存在する。
ちくわや釜玉などバラエティ豊富なのが特徴か。
はま寿司は200円と260円の2種類の価格を扱っている。
かっぱ寿司は300円で平日は150円と他社に比べると若干高い。内容はさほど変わらないが。
このうどんの原価率はだいたい30%前後くらい。
ここでひとつ面白い計算の仕方を紹介。
かけうどん130円に海老天2本乗って280円と150円増えてますよね。
このからくりがわかれば・・・コスパが良いのはどっちかはわかりますよね。
海老天にぎりなど寿司で頼むと100円の商品。
それなのに150円も値段が上がっているのです・・・。
回転寿司業界がこぞって麺類大好きなのはこういうことです。
100円というパフォーマンスを保つためにこういったところでうまくやっているということです。
続いては揚げ物のサイドメニュー。基本的には冷凍食品ですね。
フライヤーで揚げています。

各社見ていきましょう。
スシローはポテト100円、なんこつ唐揚げ180円といったところ。
くら寿司はもりもりポテトが250円、ちびころチキンは100円と格安。
スシローと比べるとポテトはカロリー計算で約2.4倍なのでほぼほぼ価格は同水準だ。
はま寿司はポテトが味にバラエティがあり200円、唐揚げが160円、なんこつ唐揚げが200円。
なんこつではスシローが上回ってるが、ポテトと唐揚げは量を考えるとかなり安いか。
かっぱ寿司はポテト、唐揚げ共に200円となっている。
唐揚げははま寿司より少なく感じるがポテトは同水準か。
ポテトもカロリー計算でスシローの約2倍なので同水準ですね。
このへんはどれも冷凍で似たようなものを使ってるのでそう差はなさそうですね。
原価率的にはもちろん低いですよ。ポテトは20%台です。
最後にデザート編です。
デザート類は種類がだいぶありますね。
主にパフェ系、ケーキ系、アイス系、プリン系、和菓子系といったところか。
原価の話で言えば、ケーキ系は原価が割と高いです。

それこそ50%台すら存在する。
寿司屋のケーキってお買い得なんですよね。
手間がかかるものほど原価は低くなります。(これは最後に後述)。
回転寿司店のケーキを持ち帰るとかなりお買い得ですね。
ただ、店内加工のようなものは原価はかなり安いです。
回転寿司店のサイドメニューについておわかりいただけましたか。
100円でお寿司を提供するために、サイドメニューはいいバランスを実はとっています。
近年、こぞってサイドメニューを充実させているのはこういった原価率を維持することに加えて、
客単価を上げ、売上を拡大していくためなのです。
サイド数品頼めば一人あたり1000円は軽く越しますからね。
そして、最後にデザートのところの意味深な言葉を思い出してください。
ここまで原価率の話をしてきたが、そこには人件費が大きく乗っかかるのです。
原価に人件費を合わせたコストを業界ではFLコストと言います。
このFLコストで価格が決まるということだ。
つまり、最初の味噌汁や茶碗蒸し、麺類などは原価率が安いということだったが、
実はこれには人件費が多く乗っかかるのだ。
その理由は簡単です。寿司に比べて作るのめんどくさいんですよ。
原価で食べることは不可能なのはそういうことです。
だから、ケーキ類のデザートというのは原価率は高いのです。
それはそのはず。冷凍のケーキ類を解凍してお渡しするだけですからね。
人件費がほとんどかかってないのです。
つまり、FLコストという部分ではたいした差はなかったりするわけだ。
基本的には外食というものは人の手間があってのものです。
自宅で自分で作る手間を省いて、お店に来ているわけですからね。
その手間賃分はお店の作っている人に払うものですよね。
こうして考えると、あまり価格に拘り過ぎず美味しく食べたいところですね。
お店のためにも参考程度に心にしまっておいてくださいね~
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その他にも麺類から味噌汁、茶碗蒸しとサイドメニューは年々、充実とともに進化しています。
そんな回転寿司の人気ランキングにでもよく出てくるサイドメニュー。
最近は回転寿司でも食べ放題をやっているチェーンもありますよね。
100円寿司評論家・元てんちょ~がそんな人気のサイドメニューの原価率についてとことん解説しちゃいます。
サイドメニューはどんなのがある?

サイドメニューの代表格と言えば、味噌汁と茶碗蒸しでしょう。
これは昔からの定番メニューですよね。
ほとんどの回転寿司に存在しています。
そして近年、各社が力を入れているのが麺類だ。
基本はうどんとラーメンですね。そばはアレルゲンの関係であまり扱いたくないというところか。
また、昔からポテトや唐揚げなどの揚げ物も人気。
そして女性には大人気とも言えるケーキなどのデザート類は進化が激しいですよね。
味噌汁について
まずは寿司のお供とも言われる味噌汁だ。

寿司屋の味噌汁の代表的なものが海苔(主にあおさ)と貝類だろう。
大手4社を比較してみると、はま寿司以外は味噌汁の価格を一律180円(税抜き)としている。
そして、はま寿司はあさりの味噌汁を150円、あおさの味噌汁を100円としている。
はま寿司は安価ではあるが、器のサイズが一回り小さいというところか。
ちなみにはま寿司のあおさははまナビ会員であればクーポンで毎回無料で飲むことができる。
ということで、原価率の話だが、味噌汁はもちろん具により原価が変わります。
海苔の味噌汁は一番原価率が低いです。
180円であれば、原価率は30%以下。貝類でようやく30%に乗るかなというところだ。
味噌汁はお店にとってはかなり助かる商品とも言えます。
年々、魚介類高騰で厳しくなる昨今、この味噌汁に関しては価格を据え置くのも当然ですよね。
コスパを考えると、味噌汁頼むなら貝類が断然お得ではあります。
茶碗蒸しについて

続いては寿司屋と言えば美味しい茶碗蒸しでしょう。
各社、味にこだわりがあり、寿司屋ならではの具材を使っていたりするところもありますよね。
スシローの茶碗蒸しはえび、ホタテなど入って180円。季節によって具材は替わるようですね。
くら寿司も180円で、具材はスシローより劣るように見えますね。
さすが原価率の高いスシローといったところか。
はま寿司とかっぱ寿司も同じく180円と大手4社とも足並みを揃えていますね。
実は茶碗蒸しも原価率の低いメニューなんです。
まぁ、プリンみたいなもんですからね。あとは具材をどうするかによるというところ。
スシローが原価率的には一番高そうだがそれでも30%台後半でしょうか。
基本的には25%程度ですね。これまた価格を据え置いてるのは稼ぎどころだからだ。
茶碗蒸しが売れるとお店はもちろん儲かります。1人1個食べて欲しいところですね。
こういったサイドメニューを食べてくれると客単価も稼げます。
麺類について
続いては麺類だ。
麺類はわりかし原価率が低いのはわかりますよね。
飲食店の中では麺というのは儲けの高いジャンルでもあります。
だから、ラーメン屋やうどん屋をどんどん開業するわけです。
通常のラーメン屋のラーメンが800円前後ですよね。

寿司屋のラーメンは約半分くらいの麺と考えれば値段は納得の範囲内じゃないでしょうか。
まずはラーメンから見てみましょうか。
スシローは330円でメイン具材の乗ったシンプルなスタイル。
くら寿司は370円で煮卵、チャーシューが乗り、味も本格的なラーメン。
かっぱ寿司は300円でこちらもシンプルな感じです。
はま寿司のラーメンはキャンペーンなど限定商品の模様だ。
ラーメンに関してはほぼほぼ平均原価に合わせた内容にしているというところだ。
カロリーを考慮してみると、スシローがコスパ的には良さそうだ。
かっぱ寿司はだいぶカロリーも低いことを考えるとサイズも差があるというところか。。
続いてはうどんを見比べてみよう。
うどんも原価率の低い部類だ。
スシローは280円、平日のみかけうどんが130円という激安。
くら寿司もメインは280円、こちらも平日130円うどんが存在する。
ちくわや釜玉などバラエティ豊富なのが特徴か。
はま寿司は200円と260円の2種類の価格を扱っている。
かっぱ寿司は300円で平日は150円と他社に比べると若干高い。内容はさほど変わらないが。
このうどんの原価率はだいたい30%前後くらい。
ここでひとつ面白い計算の仕方を紹介。
かけうどん130円に海老天2本乗って280円と150円増えてますよね。
このからくりがわかれば・・・コスパが良いのはどっちかはわかりますよね。
海老天にぎりなど寿司で頼むと100円の商品。
それなのに150円も値段が上がっているのです・・・。
回転寿司業界がこぞって麺類大好きなのはこういうことです。
100円というパフォーマンスを保つためにこういったところでうまくやっているということです。
揚げ物などについて
続いては揚げ物のサイドメニュー。基本的には冷凍食品ですね。
フライヤーで揚げています。

各社見ていきましょう。
スシローはポテト100円、なんこつ唐揚げ180円といったところ。
くら寿司はもりもりポテトが250円、ちびころチキンは100円と格安。
スシローと比べるとポテトはカロリー計算で約2.4倍なのでほぼほぼ価格は同水準だ。
はま寿司はポテトが味にバラエティがあり200円、唐揚げが160円、なんこつ唐揚げが200円。
なんこつではスシローが上回ってるが、ポテトと唐揚げは量を考えるとかなり安いか。
かっぱ寿司はポテト、唐揚げ共に200円となっている。
唐揚げははま寿司より少なく感じるがポテトは同水準か。
ポテトもカロリー計算でスシローの約2倍なので同水準ですね。
このへんはどれも冷凍で似たようなものを使ってるのでそう差はなさそうですね。
原価率的にはもちろん低いですよ。ポテトは20%台です。
デザート類について
最後にデザート編です。
デザート類は種類がだいぶありますね。
主にパフェ系、ケーキ系、アイス系、プリン系、和菓子系といったところか。
原価の話で言えば、ケーキ系は原価が割と高いです。

それこそ50%台すら存在する。
寿司屋のケーキってお買い得なんですよね。
手間がかかるものほど原価は低くなります。(これは最後に後述)。
回転寿司店のケーキを持ち帰るとかなりお買い得ですね。
ただ、店内加工のようなものは原価はかなり安いです。
最後に伝えたいこと
回転寿司店のサイドメニューについておわかりいただけましたか。
100円でお寿司を提供するために、サイドメニューはいいバランスを実はとっています。
近年、こぞってサイドメニューを充実させているのはこういった原価率を維持することに加えて、
客単価を上げ、売上を拡大していくためなのです。
サイド数品頼めば一人あたり1000円は軽く越しますからね。
そして、最後にデザートのところの意味深な言葉を思い出してください。
ここまで原価率の話をしてきたが、そこには人件費が大きく乗っかかるのです。
原価に人件費を合わせたコストを業界ではFLコストと言います。
このFLコストで価格が決まるということだ。
つまり、最初の味噌汁や茶碗蒸し、麺類などは原価率が安いということだったが、
実はこれには人件費が多く乗っかかるのだ。
その理由は簡単です。寿司に比べて作るのめんどくさいんですよ。
原価で食べることは不可能なのはそういうことです。
だから、ケーキ類のデザートというのは原価率は高いのです。
それはそのはず。冷凍のケーキ類を解凍してお渡しするだけですからね。
人件費がほとんどかかってないのです。
つまり、FLコストという部分ではたいした差はなかったりするわけだ。
基本的には外食というものは人の手間があってのものです。
自宅で自分で作る手間を省いて、お店に来ているわけですからね。
その手間賃分はお店の作っている人に払うものですよね。
こうして考えると、あまり価格に拘り過ぎず美味しく食べたいところですね。
お店のためにも参考程度に心にしまっておいてくださいね~
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