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恵方巻の廃棄なんてたいした問題ではない、間違った解釈が多すぎる現実

元てんちょ→@酒好きブロガー

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スポンサーリンク 元回転寿司店長の元てんちょ~です。

実際に恵方巻を巻いたり、販売した経験者でもあります。

また、現在も恵方巻に少し関連した仕事をしていたりします

昨年に引き続き2019年も恵方巻の廃棄問題がメディアにて報道されています

間違った解釈があまりにも多いので、いろいろ補足や意見の訂正をしたい。

私は恵方巻の廃棄なんてそこまで問題ではないと提言します。

その理由などを解説していきましょう。

この内容を動画で見る



食材ロスはたしかに問題ではある


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まずはじめに日本の食品ロスの問題は大きな問題です。

最初に伝えたいのは何も恵方巻だけの問題でもなければ、

恵方巻を辞めたり減らすことで解決する問題ではないということです。


平成27年度 食品廃棄物・食品ロスの推計結果

食品廃棄物 2842万トン
食品ロス   646万トン


引用:環境省



上記の数字は環境省が発表している日本の食品廃棄物、食品ロスのデータだ。

1年間でこれだけの量の食品が捨てられているわけだ。

これは大きな問題となっている。

なお、これに関しての取り組みなどは環境省HPで確認してもらいたい。

もちろん私もこれは減らしていくべき数字であるし、

また、世界的にみても農林水産省のデータによると一人当たりの食糧廃棄量は日本は世界6位と多い。

恵方巻だけが問題になるのは不自然



しかし、昨年に続き、恵方巻の廃棄問題が話題となっている。

これには不自然さや悪意すら感じる

恵方巻という風習自体が最近生まれたものであり認知度が低い点も後押ししてるのではないだろうか。

恵方巻の廃棄量はこちらのデータによると概算で廃棄額は約16億円と試算されている。

16億円という数字を見て多いと思うか少ないと思うかは人それぞれかもしれない。

この数字について具体的にわかりやすいようにお伝えしよう。

廃棄額16億円について


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コンビニやスーパーでは売り切れているところも多くある。

こちらの記事のデータを使いわかりやすく平均して廃棄額を10%としよう。

恵方巻の売上は約160億円と算出されます

ただ、このデータは抽出量が少なくあてにならないのでもう少し大きなデータも見てみたい

回転寿司などでも恵方巻は取り扱っていますよね。

小売りデータだけでは不十分なところもあります。

こちらの大学教授の資料によると売上額は257億円と試算されている。

257億円の売上に対して廃棄額がは4%の10億円という試算だ。

廃棄額はたったの4%にしかならないわけだ。

目の前の大量廃棄を目視するともったいないという気持ちが生まれて、

ついつい批判しがちになるかもしれないが、それは目の前に映像としてわかりやすいものが認識されているからだろう。

もうひとつ言うと、この金額の2倍の8%は消費税として国が税金として手にしますからね。

もっと堀り探ってみよう。

10億円という数字は廃棄率から算出している廃棄額になるのだ。

原価計算ではないということ

わかりやすく言えば100円のものの原価が50円としよう。

100円のものが売れなくて廃棄額が100円でも損失は50円ということ。

スーパーで言えば半額にして売れればトントンなのだ。

つまりだ、ここで言う10億円という額は販売価格から算出されているので、

実際の原価を考えるとさらに少ない5億円が食材ロスということになる。

もうこの時点でだいぶ勘違いしていることに気づいた方も多いかもしれませんね。

経済効果を考えよう


ehouhaiki1.jpg

257億円の売上があれば、消費税もそれだけ発生します。

イベントをすることにより、消費が活性化され、国の税金が増えるわけだ

我々、国民は日本の経済成長に期待したいところでもある。

また、売上があると言うことはそれだけ労働が発生しているということ。

257億円の売上で人件費が30%としよう。

約77億円が人件費として労働者に支払われていることになる。

つまり、77億円もの労働を生み出しているということ。

特に主婦や学生などのスタッフからすれば、2月は日数が少なく稼げない時期でもある。

労働時間が自然と増えるようなイベントは助かる人も多いのだ。

特にこの時期の主婦パートなんかは働きたがる。

年も明けて、収入もリセットされてますからね。

さらには進学シーズン前にお金も欲しいところ。

恵方巻を失くしたりすることの損失はそういった主婦層の労働機会までも奪い思う以上に大きいのが現実なわけだ。

会社も2月は売上が見込めない月であり、少しでも売上を伸ばしたいところ。

食材の廃棄率に人件費、売上、税金などを考えても・・・

恵方巻をなくした方がいいというのはあまりに短絡な回答というのがわかるはずだ。

恵方巻と日本の食品ロスとの対比



恵方巻の食品ロスがどれほどのものかをもう少しわかりやすく伝えよう。

最初のデータを使用しよう。

全国のスーパーの恵方巻き廃棄が約218万本。

コンビニが61万本。

百貨店が6万本。

合計すると285万本。


回転寿司なども含めて約300万本として計算してみよう。

恵方巻の1本あたりの重さは約300gだ。

これはシャリが200gに対して具材を100gとした場合の数字。
(コンビニはもっと小さいものが多いため、平均すればこんなものになるでしょう)

そして、実際はハーフで販売しているものも多くその比率は半分を占めている

ハーフだと重さは半分になるため、1本換算とするため、150万本という数字で試算しよう。

150万本×300g = 450000000g = 450トン(t)

恵方巻の廃棄量は約450tと試算される。

冒頭で記した日本の食品廃棄物は2842万tです。

この数字はわずか0.0001%にも満たない数字となる。

とんでもない比率ですよね。

ちなみにクリスマスケーキの廃棄量は約30万t以上といわれている。

それでも0.01%でしかないわけだ。

ただ、数字としては恵方巻以上に廃棄を出しているクリスマスの方が支持率は高いですよね。

しかもこれケーキだけの数字ですからね。

クリスマスの販促の惣菜全般含めたらもっと食品ロスは大きいでしょう。

恵方巻だけがよく取り上げられている実態がいかにメディアに左右され、

おかしな話かがご理解いただけたのではないでしょうか。

飢餓などに繋げるのは短絡的



恵方巻から飢餓などの問題に繋げている短絡的なインフルエンサーなどがいるのも問題だ。

恵方巻を辞めても減らしても飢餓は救われないです。

当たり前ですよね。

むしろ、こういった経済効果を失くすことにより、国の税収は下がり、

労働賃金も減り、むしろ貧困層は拡大していくだろう。

あまりにもバカげた話だ。

こんなことで救えるだとか綺麗ごとや偽善者を生み出しているのはメディアの大げさな報道による被害者かもしれない。

まとめ



今回はかなりのデータを駆使して、数字をしっかり伝えたつもりです。

日本の食品ロス問題はもちろん大問題です。

私が伝えたいのは現実的な数字がどれだけ認知されているか。

実際の数字と隔離された情報が乱れていること。

このあたりを是非知ってもらいということです。

恵方巻に関して会社として努力することは

・必ず売り切ること

ではないだろうか。

それは値下げでもいい

値下げすれば、それこそ多くの人の財布が助かりますよね。

コンビニなんてほとんど値下げしないですからね。

それでも売れないのであれば、初めから予測数字が高すぎるということ。

会社によってはノルマなどを課すから、店長などは売らないといけないと思って大量発注をしたりするだろう。

そういった上司などの改善も必要だ。

根本的な問題解決をはき違えてる人が多すぎますね。。。

音声でも恵方巻についてブログ配信しています。

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